甲府西

采配

個別指導塾と家庭教師の学習空間、山梨エリア甲府西教室の河手です。
昨日、ソフトバンクと中日の対戦で行われていたプロ野球の日本シリーズは最終戦でソフトバンクが勝利を収め8年ぶりの日本一となりました。仕事柄、試合をテレビで見る機会はあまりないのですが、シーズン中から両チームの強さは際立っていたように思います。
私は読書が好きで、中でもノンフィクションや特定の指導者・人物に絞って書かれたものを良く読みます。日本シリーズ中だった先週の土曜日に中日の落合博満監督が書かれた『采配』という本を購入しました。落合監督の現役時代を知る私にとって選手としてだけでなく、監督としてもすごい実績を残されているのは何故かを少しでも知りたいと思ったからです。個人的には巨人ファンなのですが、シーズン中、いつも中日とのゲーム差を気にしていました。中日はあまり連敗しない印象で、仮にゲーム差が離れていても、いつか上位に来るだろういう感じが常にしていたからです。やはり、そう思わせるのはやはりチームとして強いということが定着しているからだと思います。そのチームを指揮する落合監督はどんな考えで選手と接しているのかが私にはとても興味がありました。
この土・日で7割程度読みました。その中で特に印象に残ったことが2つありました。
1つ目が3割を達成している選手とそうでない選手の違いでした。
落合監督によると3割を達成する選手は最初から3割を目指していない。目指しているのは3割3分くらいだということでした。仮に過去に1度の3割を達成したことがなくてもです。逆に2割8分・9分の選手は最初の目標が3割になっている。その目標設定が心理的に差を生むと。3割を達成する選手にとって3割は通過点となるけど、3割が達成できていない選手にとって3割はノルマになってしまう。だからシーズン終盤で3割に届くか届かないかの時に意識してしまい、達成できないことが多い。
このことは塾で生徒に目標を持たせる時にもとても参考になると感じました。
そして2つ目が落合監督の次の言葉
「8年間、監督を務めてきて強く感じるのは、選手の動きを常に観察し、彼らがどんな思いを抱いてプレーしているか、自分をどう成長させたいのかを感じ取ってやることの大切さだ。」
やはりどれだけ選手を「情熱を注ぐ心の目」で見ることが出来るか大事なのだと素直に感じました。選手を生徒に、プレーを勉強に置き換えて今日からの指導に心を込めて向き合いたいと思います。ではまた。
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学習姿勢

個別指導塾と家庭教師の学習空間、山梨エリア甲府西教室の河手です!
早いものでもう10月も半ばとなりました。この時期に限らず、講師が考えることは関わっている生徒一人一人をどう伸ばしていくかということに尽きると思います。伸ばすとは勿論、成績を指すわけですが成績を伸ばす為にはやはり心を良い方向に向かわせなければいけないと思います。心を良い方向に向かわせるということで講師は生徒に何が出来るのか考えてみると本当に難しい問いです。
一回、一回の指導で思うことですが、成績が伸びている生徒はどんな時でも姿勢が良いということです。目の前の問題に対して真剣に向かい合っているからこそ、それが姿勢に表れるのだと思います。でもここで考えてみると姿勢が良いのは何故なのか?例えば数学のできる生徒が数学を解いている時は常に姿勢が良いかというとそうでもないというのが私個人の感想です。
結局、教科の得意・不得意に関係なく目の前のひとつひとつの課題に対して真摯に向き合う心があるかどうかだと思います。問題と向き合っていれば疲れて当然ですし、それが姿勢に出てくるのも自然なことだと思いますが、本当に真摯に向き合っている生徒の姿勢は疲れに関係しないと指導していて自信を持って言い切れます。つまり、心が姿勢に出るのだと思うのです。
講師が生徒にしてあげられることの一つは学習姿勢が崩れている時に、それでは駄目だと指摘することだと私は考えています。加えて姿勢を保つ為に、教科と教科の間に一呼吸置くことやその日のやる課題を明確に示すこと、つまりゴールを提示することで精神的なサポートをすることなどが挙げられると思います。こちらの指導姿勢も問われていると改めて実感します。
生徒の姿勢から自分の姿勢を正すことを忘れずに1回1回を精一杯指導していきたいと思います。     では、また。... 続きを読む

学ぶこと

個別指導と家庭教師の学習空間、山梨エリア甲府西教室の河手です。
今日、甲府市では総合体育大会が開催されました。そんな中でも、ほぼ全員が来塾し、真剣に学習に取り組んでいきました。仮に少しの時間だったとしても自分が来れる時間の中でベストを尽くす姿勢は、指導する僕にも何か大きな力を与えてくれたと素直に思っています。塾に来ている生徒が、学習空間に来て本当に良かったと思えるような1回・1回の指導でありたいと思います。
今日は指導前に2年前に教えた卒業生のM君も教室に来ました。高校でのこと、塾に通っていた時の思い出などを話しました。中学生の時に比べて言葉遣いや態度がしっかりしているように感じられ、言葉には出しませんでしたが大きな成長を感じました。成長とはどんなことを言うのか考えた時、昔読んだ書物の中の一説をふと思い出しました。
「学ぶことは変わること」
これは教育者の林竹二さんの言葉です。学んだことの唯一の証明は変わることである。自分の中の何かが変わることである。確か、そう書かれていたように思います。
生徒と接していてもこの言葉に思うことがたくさんあります。勉強が苦手で嫌だった子が分かるようになり、学ぶ喜びを知った時の表情の変化。そして何よりも真摯に目の前の問題と向き合おうとする学習姿勢に出会うと教える側としても感じる何かがあります。今日は、そんな力をM君と少しの時間でも自分ができる範囲で来て、勉強していった生徒達からもらった気がしました。本格的にテスト週間に入るので生徒の力になりたいという想いをそのまま出せるように「学ぶこと」を心に留めたいと思います。      
                                                 では、また。
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